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北斎?富士を超えて?

こんにちは、総務部の岡本です。

 

先日、あべのハルカス美術館で開催中の『大英博物館 国際共同プロジェクト 北斎?富士を超えて?』を見に行ってきました。

2017年 10月6日(金) ?11月19日(日)の開催で、予定が合わずなかなか行くことが出来なかったのですがようやく行くことが出来ました。

10月からNHKでは北斎をテーマにした特別番組が組まれていましたので、興味を持たれていた方も多かったのではないでしょうか。

葛飾北斎の作品と言えば『富嶽三十六景』が有名で、その中でも

神奈川沖浪裏(1832年)

凱風快晴(1832年)

などをご存知の方も多いと思います。

上記した『富嶽三十六景』は北斎が70代の頃の作品なんだそうです。

そして今回は北斎の肉筆画を中心に還暦以降の30年に焦点を当て、90歳まで描き続けた作品の展示となっていました。

個人的な感想ですが、今回展示されていた北斎の肉筆画は意外にも明るい色が多く、現代の作品と言われても不自然に感じないくらい鮮やかな配色のものが多かったです。

というのも私が知っているのは上記した『富嶽三十六景』などの錦絵(木版多色刷りの浮世絵)ばかりで、意外に北斎の肉筆画を見たことがなかったため、思っていた以上に繊細な色使いと細かいタッチに驚きました。

また、構図も絵の中で視線を飽きさせず、とても見ごたえのある展示でした。

 

ちなみに葛飾北斎は90歳で亡くなっています。

江戸時代の平均寿命は30歳?50歳と様々な説がありますが、その中での90歳は大往生。

にも拘らず「天があと5年命をくれたなら、真正の絵師になれただろうに」と言うほどに画家としての理想を追い続けた人物でもあります。

そんな風に自分の理想を真摯に追い求めることが出来るのは素敵ですね。

残り数日の開催となりましたが、興味のある方は葛飾北斎の作品を見に行かれてみてはいかがでしょうか。

 

【もし北斎展に行かれる場合】

■ 入場券は会場でも購入可能ですが、私としては断然公式オンラインチケットをお勧めします。

  ネット決済で、当日券と名が付いていますが数日前に購入しておいて使用することが出来ます。

■ 休日に行ったのでとても混雑していました。

  入場券とは別に16階にて整理券を発行されていますので、入場券を持って先に16階に行き、整理券を貰ってください。

  整理券を貰ってからあべのハルカスなどでごはんを食べたりして時間を待つのがいいと思います。

それでは。

 

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