こんにちは、総務部の岡本です。
さっそくですが、最近ネットで話題の映画、『KUBO/クボ 二本の弦の秘密(原題:Kubo and the Two Strings)』を御存じでしょうか。
日本では2017年11月18日に公開したばかりなのですが、実はこの映画海外では既に2016年8月に公開されていて、
日本での公開が1年以上遅れてようやく公開されました。
この映画、何がそんなに話題かというと、実はストップモーションによって撮影されたものなのです。
ストップモーション・アニメーションとは、静止している物体を1コマ毎に少しずつ動かしカメラで撮影し、あたかもそれ自身が連続して動いているかのように見せる映画の撮影技術。
つまり人形を少しずつ少しずつ動かしていって撮影した映画なんです。
制作会社ライカが1週間で3.31秒しか撮影できないストップモーション技術を使った映画のテーマに選んだ舞台はなんと日本!!
日本の昔話をモチーフにして、アメリカの制作会社が制作した映画なんです。
肝心のストーリーはというと、『三味線の音色で折り紙に命を与え操る少年クボが、面倒見のいいサルや弓の名手であるクワガタとともに両親の仇を討つ旅に出る』というファンタジーです。
ストーリーとしてはありきたりな感じですが、題名に秘密と銘打っているだけあってありきたりと思われたストーリーの裏に隠された秘密が徐々に明らかになっていきます。
全てがネタバレになってしまいそうなのであまり多くを語れませんが、
もし見に行かれる場合はエンドロールの最後まで席を立たないことをお勧めします。
CGと間違うほどの高クオリティのストップモーション。
そして色彩鮮やかに描かれるキャラクターと、「KUBOは日本へのラブレター」と言われる日本愛がたくさん詰め込まれた作品でした。
以前ご紹介した葛飾北斎の神奈川沖浪裏や
歌川国芳の相馬の古内裏
をモチーフにしたシーンも沢山登場します。
観終わった後に「あのシーンは○○物語をモチーフにしているのかも」「キャラクターの○○は日本でこういう意味があるからあのモチーフにしたのかも」などいろいろ考えてみるのも楽しいですよ。
上映映画館は少ないのですが、ナックスから近い順ですと上映映画館は
などで上映しています。
もし興味とお時間があるようでしたら観に行ってみてください。